こんにちは。CITRON AIのエンジニアKです。
先日、AIを活用したアプリケーション開発シリーズの1つとして、Android StudioでAndroidスマートフォン向けの買い物メモアプリを開発しました。
今回はそのアプリについて記事を書きたいと思います。
アプリの概要
日々の買い物メモをリストとして管理できるアプリです。
すぐ買う、後で買う、などのカテゴリ分けと、そのカテゴリごとに買い物メモのリストを作成します。
買い物メモは見出し、詳細、添付画像が設定できます。見出しに商品名を書いて、詳細に細かいメモを書き留めておいたり、メモが面倒な時は画像を添付したり、といった使い方ができます。
買い物メモを選んだ背景
まずは、やったことのない開発環境・言語でトライしてみよう!ということで、Android Studio+Kotlinを使用したスマホ向けアプリを作ることにしました。
そして、今自分が使いたいスマホアプリを考えてみた結果、詳細なメモの記入と画像添付ができる買い物メモがあったら使いたいと思い、買い物メモアプリを開発することにしました。
操作イメージ
夕方の買い物を想定して操作してみます。
- わさびチューブが残り少なくなったので、買い物メモに追加。今回は少し良いものを選びたいのでメモに補足を書きます。
- 新しく買ったシャンプーが良かったので、詰め替え用も登録。似たような商品が多いので間違えないよう、商品写真を添付します。
- さらに、来月の友人の結婚式用にご祝儀袋もメモ。今日買うものではありませんが、忘れないように記録しておきます。
こうした日常の買い物シーンを例に、操作をデモ動画としてまとめています。
開発してみた所感
メモをまとめるくらいならAIを使ってすぐ開発できそう、と思っていましたが、ライブラリの仕様によるエラーやナビゲーションメニューが上手く動作しないバグに苦戦しました。
ライブラリ仕様のエラーは結局AIでは解決できずに途中でプロジェクトを一度破棄して作り直し、最終的に自力で調べて解決しました。
開発に要した期間は、プロジェクトを作り直してから完成まで、10時間程度でした。
AIで1回で修正ができないようなバグは何度も指示を繰り返すか、自力での修正となり、時間を要することになりました。
今回はKotlinが初めて扱う言語だったこともあり、GitHub CopilotのAskモードで実装内容を確認しつつ、ChatGPTの力も借りながらの開発でした。新しい言語を試すのは楽しいものですね。
また、スマホ向けのアプリにしたことで、自分が使うとしたら、とアプリを身近に考えながらの開発ができました。
今後に向けて
今回の開発では、買い物メモはスマホのローカルに保存して本人だけが確認できる仕様にしましたが、家族と買い物メモを共有するような仕組みに拡張したら更に便利になりそうです。
画像添付があることで、頼んだものと違うものを買ってきた!みたいな事故が減るかもしれません。
ホーム画面に、おつかいメモが追加された、頼んだ買い物が完了した、といった情報を出すのもよさそうです。
また、リマインダーでの買い忘れ防止や、よく買うものリストからメモの追加など、役に立つ機能を追加することもできそうです。
今回の開発で得た経験をもとに、次は共有機能や他の機能の実装にも挑戦してみたいと思います。